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企業研究に大切な企業理念の読み方

7日 前, Reili Sweet

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どんな会社のホームページにでも、会社の根本的な方針が記載された「企業理念」や「社長挨拶」が掲載されています。綺麗な言葉がこれでもかと並んでおり、結局何が言いたいのかわかりづらいことが多いですよね(弊社もそんな感じだったりします)。しかし、そこには企業研究に欠かせない、大事なメッセージが隠されているのです。そこで今回は、この二つを読み解き、そこに込められた会社の思いを見出す方法をご紹介します。この記事を作成するにあたって、ページの引用を許可してくださいました関東プリンテック株式会社様、カシオ計算機株式会社様、株式会社カミオジャパン様、マクセルホールディングス株式会社様へ、厚く感謝申し上げます。


まずは企業理念を読み解くことがなぜ重要なのか、ということに関して少しだけお話します。ここには会社としての方向性や、企業のトップが考える、その企業で働く上で最も大切だと思うことが書かれています。求人票などに書かれている「求めている人物像」は、経営理念や社長挨拶に書かれた言葉を薄く引き伸ばした程度の言葉でしかありません。その社風に自分が合致するか、最終面接を突破できるかという点において、企業理念ほど読んでおくべき箇所はありません。


それでは先に挙げた企業の理念と挨拶を、1社ずつ見ていきましょう。まずは株式会社カミオジャパンの社長メッセージです。およそ4パラグラフで構成されたメッセージには、簡単な会社の歴史と「会社が目指す未来」について書かれています。やや長い、というこの第一印象だけで、社長は話すのが好きなアクティブなタイプである、ということがわかります。社長面接があれば質問を投げかけ、それに関して話を膨らませてもらうう、という方向が良いということがわかります。

「トレンド(流行)をいち早くキャッチすることに全精力を傾け、NO.1商品、オンリーワン商品の創出を目指してきました。」という一文からは、企業の求めている人物像が読み取れます。すなわち、情報や流行に対して敏感で、その中に発生する潜在的ニーズを的確に洗い出せる人物、ということになります。これは「ユーザーニーズの掌握に努めて商品化していくというユニークな商品開発の方法」と書かれている部分からも、とても重要な要素であることがわかります。その後にある「どのように時代が変わろうとも、その変化にスピーディに対応し、常に業界をリードしていきたい」という一文から、決断力と実行力の高い、アクティブな人材が好まれることも読み取れるでしょう。


これとは違うタイプの人材を求めているのが、関東プリンテック株式会社です。社長挨拶は短く簡潔で、これはこの企業の社長が簡潔かつ結論をビシッとまとめるタイプの人である、もしくはそのような人を好む、ということがわかります。長々とストーリーを話すよりも、結論から先に話し始めた方が好まれそうです。

そんな社長の挨拶は感謝から始まります。礼節をしっかりと重んじる、また読んでいる人の気持ちに寄り添うことから、少し変な話ですが有給や病欠が取りやすい環境であるかもしれません。また、業界全体がテクノロジーの発展で、変化や新たな価値・サービスの創造が必要であることも示唆しています。それを踏まえて、「お客様にとってなんでも相談出来る会社」という方向性を掲げています。相手の潜在的ニーズまでもをしっかり聞き取り、問題を解決できる人、顧客にとって問題が発生した際に真摯に向き合って解決を提案できる人を求めていることがわかります。


今度は企業理念を見ていきましょう。社長挨拶同様、企業としての方向性を示すものですが、これは社長の人柄以上に社風を測るための物差しとなります。どんな人材を求めているのかはもちろん、仕事をする上で何を優先して働いて欲しいのか、課題に直面した際に何を考えて動いて欲しいのか、ということが書かれています。


電卓でご存知の方も多いカシオ電子計算機株式会社の経営理念には、こんな一文があります。「カシオの経営モットーは「創造 貢献」です。それまでにない斬新な働きを持った製品を提供することで、社会貢献を実現するという意味です。」非常にシンプルながらしっかりと会社としての方向性が詰められています。メーカーである以上、当然といえば当然なのですが、ここで求められている人材は独創性のあるアイディアマンです。自分の意見をしっかり発信することができる、それもビジネスとしてどう成功するか、どのような結果があるかの予測を立てて、それをプレゼンできるような人物は、高く評価されるかと思います。これはつまりしっかりと市場調査ができる人が欲しい、ということでもありますね。


一方で、企業理念から読み取るのが難しい、という企業も存在します。とても良い会社なので例に出すのは少し心苦しいのですが、マクセルホールディングス株式会社の経営ビジョンがそれに該当します。「スマートライフをサポート 人のまわりにやすらぎと潤い」というメッセージが書かれています。人の生活に役立つものを、という感情部分はしっかりと伝わりますが、それ以上読み取れるメッセージ性がなく、企業としても経営方針がふわりとしていて「何を基準に評価されるのか」「どのような製品を生み出したいと考えているのか」という部分が不明瞭で終わってしまいます。逆にわからないからこそ、面接で質問をすることができる、という部分もあります。


企業や社長からのメッセージには、その会社が何を大事にしているのか、どんな人材を求め、どのような働きを評価するのか、という重要なことが書かれています。長い、難解、綺麗事とスルーする前に、企業研究の一環として一度目を通してみることをお勧めします。