Connecting...

自己PR、求めらていることとその対策(ちょっと長め)

3ヶ月 前, Reili Sweet

W1siziisijiwmtkvmtivmtavmduvmzmvmtuvmtg2l3dvbwvucy1wb3dlci0ymtm3ntyzxze5mjauanbnil0swyjwiiwidgh1bwiilci4mdb4ndawiyjdxq

どんな面接でも、必ず求められる要素が「自己PR」です。履歴書も職務経歴書も出して、採用担当者はなぜそこまでのプレッシャーをかけてくるのか。それは、自己PRには採用担当者が社内に持ち帰りたい重要な情報が凝縮されているからなのです。


採用担当者が求める情報とは

面接は、候補者が企業を見定める場であると同時に、採用担当者が候補者を選定する場でもあります。お互いに対等な立場にあり、そこで相手からどれだけ有益な情報を聞き出せるか、常に意識するせいかぴりぴりとした緊張感が走ります。候補者として探しているものはその人によって大きく変わってくるとは思いますが、一方で採用担当者が探しているものは常にある程度の予測がつきます。もちろん、全企業の全面接官がこれを求めて話を進めるわけではありませんが、ある程度の指標にしてみてください。

面接官が探しているのは主に四つ。「候補者の性格が社風と合致しているか」「候補者は会社にどんな利益をもたらしてくれるのか」「採用に際しての条件をどれだけ満たしているか」「将来性はあるか」です。一つずつ、詳細と対策を見ていきましょう。


性格と社風の合致

ここで言う性格とは、何もあなた個人のパーソナリティがどうとか、人格否定をするつもりだとか、そんなことはありません。例えば営業ベースで臆さず商談をかけ、商談を取ってくる社員が多い中に、自分に自信がなく、仕事は確認を入れてから確信を持って取り組みたい人は合わない、という話です。逆にそういった人はデータ・ドリブンな環境や、正確性を求められる職場には適切と言えるでしょう。このように、その会社がどのようなスタンスで動いていて、面接している相手がそんなスタンスに合致できるか、というところに面接官は注目しているのです。

この要素単体への対策は難しいです。自分で考えて動く社員が欲しい会社もいればチームで働くことを重視し、しっかりと周囲と足並みを揃えられる社員が欲しい会社もいます。そしてこれは会社のホームページのどこにも明記されていません。募集要項にそれらしいことは書いてありますが、参考にはできても鵜呑みにはできません。ではどうするか、それは社長挨拶を確認することです。社長の言葉というのは、会社の総意でもあります。営業出身の社長なら同じようにアウトゴーイングでテキパキと動く社員を欲しがり、経理出身の社長なら動く前にある程度のデータを揃えられるデータ・ドリブンな社員を求め、人事やHRといった部署を中心に経験してきた社長ならば、チームワークや社員間の調和、協調性のある人材を探しているはずです。読み解くのは難しいですが、ここを理解することができれば面接はかなり有利に進められます

参考:企業研究に大切な企業理念の読み方


もたらしてくれる利益

性格と社風の合致では、企業それぞれが違うものを求めていました。しかしもたらしてくれる利益を考える際、どの企業も同じことを求めています。それは「より多くの利益をもたらしてくれそうな人を採用したい」ということです。よく成功体験や達成した成果を伝えろ、というのはここに由来します。何かを成し得た事例は、「うちにきても同じ結果を出してくれる」という期待を与えます。良い成果は可能な限りアピールしましょう。

この要素はそれ自体が対策となっているので、説明は不要でしょう。しかし注意すべき点が二つあるので、それを解説しておきます。一つは説明があまり長くなりすぎないこと。面接の時間は限られています。あまり長々と話したり、いろんな成果をべらべらと語れば、「自慢したがり」「まとまりがない·話をまとめるのが下手」などといった印象を持たれる可能性があります。結論ありきで手短に伝えましょう。もう一つが、可能ならば具体的な数字を出すことです。もちろん、コンプライアンスの問題で言えないこともあるかとは思いますが、自分がこれをしたことで会社のその年の利益に何パーセント貢献した、同期の中で評価が一番高かった、など、数字を交えて話すことは、話の内容を具体的にし、想像しやすくしてくれるので非常に効果的です。


条件の合致

募集要項に書かれた条件にどれだけ合致するかも面接官が確認する重要な要素です。資格や経験などは職務経歴書からも読み取れますが、そうではない部分を面接では確認します。英語の会話スキルなど、実際に使っている場面を確認しないとわからないスキルだったり、プレゼンテーション能力(自己PRはセルフ·プレゼンテーションなのでそういった意味でも自己PRを磨くことはとても大切です)だったり、正しく行われる圧迫面接ではストレスに対する対応力、それに仕事に対する意識やモチベーションなどです。

これの対策としては、面接に臨む前に募集要項の必須・推奨条件やスキルをもう一度よく読むこと、どんな質問をされたらどんなアピールができそうか考えておくことが重要です。例えばコミュニケーションを求められており、面接で失敗したことを聞かれたとします。そこでその失敗の原因がコミュニケーション不足で、そこから学び、部署間でのコミュニケーションを円滑にするようなツールを導入した、などと説明できれば、コミュニケーションに対する強い意識と、積極的に取り組んだ対策などをアピールすることができます。


将来性

若手が求められる一番の理由がこの将来性です。少し言いかえるのならば、「長期間転職や休職をせずにこの会社で働いてくれるか」ということです。間違えてはいけないのが、だからどんな人を優遇・冷遇するということではない、ということです。例えばぼんやりと仕事をし続け、向上心がなくコストはかからないながらも利益も少ない人と、向上心が高く、仕事にも意欲的で、将来プランもはっきりしている人ならばどちらを採用するか、というような話です。採用したあとのイメージがわきやすい人の方が、そうでない人よりも採用される、ということです。

対策もまたはっきりしていますね。キャリアプランを形成することです。特にその会社でより上のポジションを目指すようなキャリアプランであれば素晴らしいでしょう。それはすなわち「その会社にとどまって高みを目指す」というメッセージに他ならないからです。一方で、例えば育児休暇などで一時的に仕事を離れる予定があったりする場合は、逆にそういった制度を整えた会社に挑戦するのがベストとも言えます。福利厚生を受けづらい環境(といっても昨今は多くの企業でしっかりとした福利厚生が整備されてきてそのようなことは減ってきましたが)で取得を頑張るよりも、それを推奨し、応援・サポートしてくれる企業に入社する方が、働き方としても楽だし、メリットも大きいからです。


最後にまとめとして、自己PRの準備に関して説明しましょう。自己PRは長くて3分ほど、5分まで伸びたら長すぎると言えます。なので、上記の全てをカバーすることは実質不可能です。そこで、自分が一番伝えたいことは何か、それが上の四つの要素のどれに当たるのかを意識し、文字に起こしてみると良いでしょう。その原稿を自然なペースで読み上げ、かかった時間を計測します。そうして3分にまとまるように調整していけば、自然と言いたい内容も覚えてくるはずです。どの要素を相手企業が一番求めていそうか、自分が絶対に伝えたい自分のことは何か、よく考えて、二つ、多くて三つほどにまとめて書いてみてください。即興で喋るよりもよっぽど効果的で魅力的な自己PRができるようになるはずです。