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これで解決!英語の履歴書の基本

これで解決!英語の履歴書の基本

4ヶ月前 by Reili Sweet
Nick Morrison F Hnnjk1 Yj7 Y Unsplash

外資系企業へ入社、転職するにあたって、どんなに優秀な人でも避けられないのが「履歴書」だ。レジュメやCVと英語では呼ばれるそれを提出せずに希望する仕事に就くことができる人はおそらく一人としていないだろう。そこで今回は、英語の履歴書(以下レジュメ)の基礎について説明しよう。

まずはレジュメの構成要素から解説していこう。レジュメは日本のものと違い、固定されたフォーマットや店舗で購入できるテンプレートが存在しない。職務経歴書のようなものをイメージしてもらうとわかりやすいだろう。アメリカは雇用機会均等法により、それに加えて顔写真、年齢、生年月日、宗教、性別、出身国などあらゆる個人情報を書いてはいけないことになっている。履歴書がどれだけ能力ベースでフラットなものになるか想像に難くないだろう(参考サイト:日本の雇用機会均等法よりはるかに進んだアメリカの「平等」事情)。また、前述した通りテンプレートがないので、レジュメがそのまま「資料作成能力」のアピールにも繋がっている。

レジュメは基本的にPCで作成し、A4用紙を1、2枚用いて書かれる。あまり長くなっては誰も読まないだけでなく、情報の要点を的確にまとめられない非効率的な人は戦力として期待できないからである。

さて、このA4用紙に何を書くかだが、フォーマットが決まっていないとはいえ、ある程度の「必須項目」は存在する。以下がそれである。

  • 個人情報

  • 希望職務

  • 職歴の要約

  • 職歴・学歴

  • 技能・スキル・資格

これらの項目を重要と思う順番に並べたものがレジュメ、すなわち「英語の履歴書」となる。社風や職種によっては技能が職歴の後に来たり、希望職務を最後に置いたりしても良い。読みやすい、わかりやすい、話が伝わるというのが最重要なのだ。しかし、慣れていない人はこの順番の通りに並べればほぼ間違いがないだろう。

 

【個人情報】

アメリカでも必要最低限の個人情報は必要となる。限界まで情報を絞るなら名前と連絡先(メールアドレス)で十分だ。もっとも、日本に支社を置く外資系企業は、場合によってはそれ以外の情報、住所や生年月日なども記載してほしいと思うだろう。特に何か事情がなければ、一緒に記載して置く方が無難である。その結果マイナスな評価を得るということはあまりない。また、個人情報はレジュメの表題にもなる。文章を中央に寄せ、名前のフォントをやや大きくするなど「書類」としての体裁を保った方が良い。

 

【希望職務】

ここからは詳細に入っていくため、書き始める前に表題をつけることが一般的である。希望職務は”OBJECTIVE”であり、1~2行程度の志望動機である。ポイントは「なぜこの仕事が全うできるのか」を書くことであり、「どうしてこの仕事が欲しいのか」ではないという点だ。私情は挟まず、自分がどうしてこの仕事に対して適切であると考えたかを書くと良いだろう。後述するが、レジュメで重要なのは相手の利益である。これを忘れて、日本の履歴書と同様のスタンスで書くと失敗するだろう。

 

【職歴の要約】

レジュメの最重要項で、英語では”SUMMARY”と題される。これは職歴やスキル、これまでの成功経験を3~5行ほどにまとめたものであり、それを読むことでどれだけあなたが優秀な人材が人事に伝わらなければいけないものなのだ。先の希望職務とは違い、ここではあなたの過去について書く。希望職務でスキルがあることが判明したが、それを裏付ける証拠として働く項目である。また、職歴を簡潔に説明するものであるため、人事は希望職務と要約を読んであなたがどのような人物か、採用したとして貢献してくれそうかを判断する。応募が多ければここまでしか読んでもらえないこともある。

 

【職歴・学歴】

職歴は”WORK HISTORY”や”WORK EXPERIENCE”、学歴は”EDUCATION”と題する。どちらも日本の職務経歴書と同じく、しかしより簡潔に書く必要がある。ページに制限はないものの、ページが3枚以上になると「要約できない」と思われ、まず読まれにくいからだ。そのためにもここを短くまとめながら、しっかりと説明することが大事となる。

 

【技能・スキル・資格】

全て”SKILL(S)”でまとめても問題ない。資格が多かったり、分けてアピールしたい場合は”CERTIFICATE(S)”として別な項目に分けても良い。また、この項目はアピールしたい度合いを自ら考え、場合によっては職歴より先に来ても良いだろう。スキルの場合はその名前と内容(例:Marketing: Digital marketing, mass
marketing, direct marketing)を重要順に、資格の場合は資格名と取得年(例:TOEIC 850 (2009))を重要順もしくは時系列順に書く。

 

レジュメに関しては以上である。希望職務の欄でも書いた通り、レジュメは「自分が企業にとってどれだけメリットがあるか」をアピールする場であり、その会社のために作る最初の書類である。私情よりも会社全体への利益と自分の能力について書くことが必要となる。これは外資系企業の募集が「ポジションに空きができ、前任者と同等かそれ以上のスキルレベルの持ち主」を求めているからである。経験が多くともスキルが伴っていなければ採用は見送られる一方、ポテンシャルを感じれば募集要項とは少し違っていても採用されることもある。レジュメは自分という新商品のプレゼン資料であり、相手に「欲しい」と思ってもらうことがもっとも重要なことなのだ。

最後に一つ、気をつけなければいけないのは、これを読んでいてレジュメを書こうと思っている人にとって、英語は第二言語であるということだ。完璧だと思っても、英語を母国語とする人、堪能な人にチェックしてもらったり、弊社のような外資系へ特化している人材紹介企業に読んでもらうと良い。自分では絶対に気づかない何かを見出し、レジュメを改善してくれるからである。

 

サンプルレジュメ

英語

日本語

日本語(改訂版)